近年、空き家の増加が社会問題として取り上げられることが増えてきました。相続をきっかけに不動産を持つことになったものの、住む予定もなく放置されてしまっている──こうした空き家が全国的に増えており、所有者の多くが「どうすればいいのか分からない」と悩まれています。
アクティベイトにも、空き家に関するご相談が年々増えており、とくに注目されているのが「空き家を収益に変えるにはどうしたらよいか?」という点です。今回は、空き家を収益化する一つの手段である「売却」について、具体的な方法と考え方をお伝えします。
空き家は放置するほど価値が下がる
まず知っておきたいのは、空き家は使われていないからこそ劣化が進みやすいという点です。誰も住んでいない状態が続くと、換気が行き届かず湿気がたまり、建材の腐食やカビの発生が加速します。また、定期的な掃除や草刈りが行われないことで景観も悪くなり、近隣住民とのトラブルにつながる可能性もあります。
空き家を所有しているだけで、固定資産税や管理の手間がかかります。加えて、空き家特例(固定資産税の軽減措置)が適用されなくなる場合、税負担が大きくなる可能性もあります。こうした背景から、近年では「収益を生まない空き家は早めに売却した方がよい」という流れが強まりつつあります。
空き家でも「収益物件」として価値が出ることがある
「ボロボロの空き家に価値なんてない」と思われるかもしれませんが、実はそうとも限りません。立地や土地の広さ、周辺の再開発状況などによっては、十分に収益物件として活用できる可能性があります。
たとえば、空き家を購入した投資家がリフォームして賃貸住宅として運用するケースや、古民家として宿泊施設にリノベーションするケースもあります。最近ではDIYを楽しみたいという層に向けて、あえて手を加えていない空き家が好まれることもあり、ニーズは多様化しています。
アクティベイトでは、そうした活用の可能性もふまえて物件を評価し、「この空き家はどうすれば収益を生めるか?」という視点から売却戦略をご提案しています。
空き家の売却で収益を得るためのポイント
空き家を売却して収益を得るためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
まずは、現状のまま売るのか、それとも最低限の修繕や清掃を行ってから売るのかを判断する必要があります。費用をかけてでもきれいにしたほうが高く売れることもあれば、買い手が自由にリノベーションしたい場合は「現状のままの方がいい」というケースもあります。
また、土地の活用方法や再建築の可否、接道状況など、法律面の確認も不可欠です。たとえば、再建築不可の物件は投資対象としての魅力が下がることがあるため、価格設定の際には注意が必要です。
アクティベイトでは、空き家の現地調査を行い、そのうえで適切な査定額をご提示しています。市場のニーズやエリア特性もふまえながら、無理のない価格帯で売却できるようサポートいたします。
「売らない」ことで損をする前に、プロに相談を
「いつか使うかもしれない」「思い出があるから手放せない」といった理由で空き家を保有し続けている方も少なくありません。しかし、何年も放置された空き家は、最終的に解体費用や修繕費だけがかかり、資産価値がほとんど残らないというケースもあります。
一方で、今のうちに売却すれば、まとまった収益を得られる可能性があります。その資金を新しい住まいや投資に回すことで、次のライフプランにつなげていくこともできるでしょう。
私たちアクティベイトは、不動産のプロとして、空き家の可能性を最大限に引き出す方法をご提案しています。「売るべきか、残すべきか」と迷っている段階でも構いません。まずは空き家の現状を把握し、どんな選択肢があるのかを知るところから始めてみませんか?
空き家は持っているだけでは価値が下がっていきますが、売却という選択を通じて「収益を生む資産」へと変えることが可能です。アクティベイトでは、物件の状態や立地条件、市場動向を踏まえた現実的なご提案を行い、売却までしっかりとサポートいたします。空き家に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。